NEUTRAL COLORS 4
¥2,970
「どうやって生きていくか」という問いに直結する特集であり、制作するにあたって考えることが多く、思い入れのある号になったと語る編集長・加藤直徳さん。
趣深い風合いに仕上がるリソグラフを採用し、自分の手で刷って作る、手仕事による楽しさを体現したかのようなアートデザインは、頁をめくるごとにさまざまな表情を見せてくれる。
印刷した紙を2つ折りにして、束ねて、留めるだけ。最もシンプルかつプリミティブな本の形態をしたこの一冊は、まさに『雑誌』と呼べるカルチャーの詰まったもので、紙媒体であることの必要性を示してくれているかのよう。
今回の特集では、著者が本を刷り続けることを仕事にする(出版で生きていく)ため、ヨーロッパへ旅立つところから物語が始まる。海外への販路を模索するなか、半ばやけになってトランクに荷物を詰め、アムステルダムやベルリンの出版社や本屋を訪ねて回ることに。
ベルリンのブックフェアへの参加や、作り手であり、表現者であることを誇りに思う人たちとの出会い。さまざまな交流を重ねるなかで著者は一体何を思うのか。非効率を突き進む、NEUTRAL COLORSだからこそ届けてくれる一冊です。
雑誌の余り紙で漉いたオリジナル和紙 1枚付き。
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仕事とはなにか?働く意味は?個人的で根源的な問いを追究しました。まずは「雑誌を仕事として継続していけるか」を探りに、 ベルリンのブックフェアとアムステルダムのパブリッシャーを訪ねる。 ヨーロッパ及び世界流通へ、飛び込み営業の結果やいかに。美濃和紙の工房に“臨時”で弟子入りし、オリジナル和紙を漉き込む。 福島の故郷に戻り人生を模索する女性、空飛ぶ車を開発するテック企業、 消えゆく文字の仕事「写植」を記憶し、落選中の政治家にフォーカスする。 障害を持つ人が働くほんとうの意味、宮大工が思考する木と石の建築物。アリ植物の夢を見て、シンガポールのインディペンデント出版に触発される。 校正という仕事の裏側、写真家が養蜂に見る“脱成長”への道。
(NEUTRAL COLORSより抜粋)
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編集長 加藤直徳
アートディレクター 加納大輔
発行所 NEUTRAL COLORS
印刷 八絋美術
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