「Cordillera 2022 - 中煎り」 150g
¥1,250
SOLD OUT
『Lys』- series とは
“地球環境に配慮し、生産者に光を灯す。”
コーヒーの未来をみんなと一緒に応援していくシリーズ『Lys』。
2050年には、アラビカ種の収量が半減してしまうと言われている時代、これから先までずっと、私たちの次の世代にもおいしいコーヒーを伝えていきたい。
このシリーズでは、毎年同じ産地からコーヒーを買い続けることで、ゆっくりとその変化を楽しみに、アジアの地域でコーヒーの生産に取り組む方々を応援し、その面白さをみなさんにお届けしていきます。
▷『Lys』での取り組みについてはこちら
https://sieca.jp/lys_series/
--
コーヒーを購入してくださる方々へ。
長年フィリピンのペンゲット州に住み、現地で環境NGOを立ち上げ、コーヒーのアグロフォレストリー栽培の普及に取り組む反町さんの、季節に通した4回のエッセイをお届け。
現地での暮らしや、コーヒーの専門的なお話などなど。様々なお話を伺っていきます。
私たちは、通年その地域からコーヒーを買い続けることで、その変化を楽しみ、産地についてより身近に感じられるように。また生産者の方々は、コーヒーを届ける先があること(誇りある地域の産業として根付くこと)で、森林を切り開いたり、焼き払って畑にすることなく、安心してコーヒーの生産に取り組むことができます。
季節にわたる4回のエッセイを読み終える頃には、また新しく収穫されたその地域のコーヒーが届き、その年々の収穫を、ゆっくりと楽しみに待っていただけるような取り組みにしていきます。
--
農園名 :Coroz village(コロス村)
生産者 :20 smallholder farmer members(コロス村の生産者20名)
生産地域:Province of Benguet(ペンゲット州)
標高 :1,400 - 1,600m
品種 :Bourbon, K7, Catimor
精製方法:Washed(ウォッシュド)
焙煎度 :中煎り
賞味期限:焙煎日から約2ヶ月
<風味のこと>
どこか懐かしいポン菓子やアーモンドのような風味に、黒糖やチョコレートの甘さがじんわりと広がっていく。ほのかな林檎のような果実感も感じられ、滑らかな質感が心地よいコーヒーです。
--
長年フィリピンのペンゲット州に住み、現地で環境NGO『コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)』を立ち上げた反町さんは、現地の先住民族と一緒においしいコーヒーを育てられるよう、何年にもかけて奮闘してきました。
そんな、真摯にコーヒーの普及に取り組む彼女と僕が出会ったのは、2019年ごろのことでした。
フィリピンと聞くと、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。きっとコーヒーの産地であると、想像される方はいらっしゃらないことだろうと思います。主な栽培品種は、あまりおいしいコーヒーが育たないロブスタと、リベリカという品種。
しかしながら、コーディリエラという山岳地方では、スペイン人が伝えたとされるアラビカ種が、先住民族の庭先でずっと大切に育てられていたそうです。
私たちが取り扱うコーヒーを生産しているコロス集落は、バギオ市から車で北に約1時間半ほどの距離にあります。
人口は約500名、約130世帯。
標高は1,300 - 1,500m。おもに先住民族であるイバロイ族が暮らし、多くが農業と砂金取りを生業としています。
また、コロス集落では長年の鉱山採掘による水不足が問題となり、土地が痩せているため、化学肥料と農薬を大量に使用し、安価で取引される野菜栽培による収入に頼ってきました。
しかしながら、化学肥料や農薬は土壌や生態系を破壊し、長期にわたって使用すると、農民の健康被害を引き起こしてしまうことに。また、化学肥料や農薬は決して安価ではなく、手に入れることも簡単ではありません。
そうした背景もあって、アグロフォレストリーの手法として、他の樹種と一緒においしいコーヒーを育てることで、土地を豊かにし、コーヒーによる収入源も得られるような取り組みがはじまりました。
その栽培指導を、10年以上前から地域の森林専門家(フォレスター)とともに真摯に取り組んでいらっしゃったのが、反町さんでした。
そんな彼女の活動を私たちも応援したい。そして、2050年にはアラビカ種の収量が半減してしまうと言われている時代、これから先何十年と、より多くの地域でおいしいコーヒーを育てられるようになって欲しい。
そんな想いから、この『Lys』というシリーズがはじまりました。
--
反町眞理子 / Mariko Sorimachi
1996年よりフィリピン在住。
2001年環境NGO「Cordillera Green Network(CGN)」をバギオ市にて設立。コーディリエラ山岳地方の先住民族の暮らしを守り、山岳地方の自然資源を保全するために、環境教育、植林、生計向上プログラムなど、数多くのプロジェクトを行っている。2017年、CGNのスタッフたちとともに、社会的企業Kapi Tako Social Enterpriseを創立。
『Cordillera Green Network』についてはこちら
▷https://www.cordilleragreen.net/
『Kapi Tako Social Enterprise』についてはこちら
▷https://kapitako.jimdofree.com/
--
[配送について]
パッケージとしてこだわりたい一方で、資材をあまり使わず、コストも削減したい。それは私たちにとっても、地球や皆さんにとっても心地良いあり方だと思っています。
できるだけ送料の敷居を減らし、過剰包装をしないよう心がけております。
この商品は『クリックポスト』にてお届けとなりますので、ご自宅ポストに直接投函でのお届けとなります。(複数ご注文の場合、発送方法が異なる可能性がございますので、予めご了承ください)