アルテリ 十二号
¥1,100
何にも縛られない、自由な書き手のささやかな発信の場でありたいという気持ちを込めて、つくられた文芸誌『アルテリ』。「アルテリ」とは、ロシア語で「職人の自主的な共同組織」を意味するよう。
十二号では、1967年頃の石牟礼道子さんの日記に加え、アルテリの発起人である、思想史家・渡辺京二さんの1970年頃の日記も収められています。
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石牟礼道子さんの日記連載に続き、渡辺京二さんの日記連載もはじまりました。
東日本大震災から10年、熊本地震から5年。地震のことを記した文章もあります。だからといって、区切りの年にはしたくありません。忘れてはならないことは何度でも読み、聴き、話す。黒田征太郎さんも空襲の記憶を記してくださいました。
これもまた、忘れてはいけないこと。ささやかな雑誌ですが、中身はもりだくさんのつもりです。どうぞお楽しみください。
(「アルテリ編集室」より)
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編集 :アルテリ編集室(橙書店)
デザイン :大畑広告準備室
装画 :坂口恭平