アルテリ 十三号
¥1,100
何にも縛られない、自由な書き手のささやかな発信の場でありたいという気持ちを込めて、つくられた文芸誌『アルテリ』。「アルテリ」とは、ロシア語で「職人の自主的な共同組織」を意味するよう。
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橙書店発行の文芸誌13号です。
そろそろお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、11号から並べると背表紙がつながっています。前号に引き続き、石牟礼道子さんと渡辺京二さんの日記を掲載。
石牟礼さんがこの世を去って4年、石牟礼さんを公私ともに支えてきた渡辺さんと、石牟礼さんと対話を続けてきた作家・池澤夏樹さんに、初めて二人だけで語り合ってもらいました。『100ものがたり』を書くために熊本の土地をめぐった作家・いしいしんじさんも登場。
世界中で災害が起き、コロナ禍は収束しませんが、私たちの生活は続きます。だからこそ、私たちには「おはなし」が必要。発売日が2022年2月22日とニャーだらけなので、巻末に猫写真特集も。なぜ『アルテリ』に脈絡なく猫が登場するのかという疑問にもお答えします。
どの「おはなし」もお楽しみいただけますように。
(「アルテリ編集室」より)
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編集 :アルテリ編集室(橙書店)
デザイン :大畑広告準備室
装画 :アジサカコウジ