石原弦詩集 「聲」
¥2,585
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庭文庫を運営する百瀬ご夫婦が「あさやけ出版」を設立してはじめて出版した一冊。凛とした佇まいに静かな緊張感のある美しさは、思わず見惚れてしまうほど。
丁寧に仕立てられた装丁に、美濃和紙で敷かれた透明感のある一ページ目からは、私たちに詩のはじまりを予感させてくれます。しなやかな紙質をめくる感覚は心地よく、大切に紡がれてきたことを実感できるよう。
豊かな自然に季節を巡り、目を瞑ってそっと耳を傾けてみると、様々な聲が聴こえてくるかもしれませんね。
百瀬ご夫婦と著者である詩人の石原弦さんとの出会い、そして、造本を手掛けた新島龍彦さんとの出会いは惹かれあった運命のようで、ひとつの形となってこの作品が生まれたことを思うと、奇跡的な出会いのようにも感じました。
石原弦さんは、20年間養豚農家として豚を育ててきました。幼い頃から詩に関心を持ち、豚を育てながら自然と生き、静かに毎日を見つめてきたある男のはじめての詩集。
読み終えた後、本から顔をあげて空を仰げば、思わず「きょうは いい日だ」と言いたくなってしまいます。
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著者 石原 弦
造本 新島 龍彦
発行所 あさやけ出版
▷http://asayake-shuppan.com/