音楽
¥1,980
"わずかにでも感情を動かした時間と光景"
デビュー以来、歌集としては異例のヒットが続く岡野大嗣の最新歌集がいよいよ刊行となります。
収録歌は300首を超えますが、ボリュームを感じるよりも、読後感は、自分だけの名曲にふれたような高揚感に満ちています。
装丁には佐々木暁を迎え、上製「継ぎ表紙」の造本による美しい造本の歌集になりました。
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『ひとりだから話さずに歩いている夜に音楽みたいだよ足音は』
『夏のこと誰も言わんくなったね、とあなたがこぼす またね、のあとに』
『遠足の声がする このまま時が「時が」だなんて思う陽の中に』
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▷プロフィール
岡野大嗣(おかの・だいじ)
1980年大阪府生まれ。2014年に第一歌集『サイレンと犀』(書肆侃侃房)、2019年に第二歌集『たやすみなさい』(書肆侃侃房)を刊行。2018年木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』(小社)、2019年に谷川俊太郎、木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』(小社)を刊行。
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著者:岡野大嗣
装画:佐々木美穂
装丁:佐々木暁
刊行:ナナロク社
▷http://www.nanarokusha.com/